傷病手当金の支給条件もらえる期間は前のページで確認しました。このページではもらえる金額について確認していきます。
※傷病手当金の支給金額につきましては平成28年4月以降、計算方法が変更されました。
平成28年4月以降の計算方法についてはこちらで確認してください。
【平成28年4月から】傷病手当金の計算方法が変わりました!


[s_ad]

傷病手当金の基本的な計算方法

傷病手当金は「1日単位」で計算します。「1か月単位」ではありません。1日単位の金額に支給日数をかけて支給額を計算します。

傷病手当金の支給額は標準報酬月額を元に計算されます。標準報酬月額とは会社が年金事務所に届け出る従業員ごとの一カ月の給料の平均だと考えてください。この標準報酬月額を元に年金事務所では社会保険の保険料を計算するのです。細かい説明はここでは省略します。

【例】標準報酬月額が20万円の場合
標準報酬月額はあくまでも「月額」です。傷病手当金は「一日いくら」で支払われる給付金ですので1日の金額を計算する必要があります。

200,000円÷30=6666.666…

1日の金額を出すために30で割りましたが、これは常に30で割ることになります。1か月が31日あったり28日あったりすることもあるのですが、便宜上常に30日で割ることになっています。
計算した結果ですが、6666.666…になりましたがこれも計算を簡単にするために10円単位で丸めます。1円の位で四捨五入し計算を簡単にしてしまうのです。

6666.666…→6,670円

この金額が標準報酬日額です。

ただし、傷病手当金は欠勤1日につき標準報酬日額の全額補償をしてくれる訳ではありません。支給額は1日につき標準報酬日額の2/3です。ですからこの標準報酬日額に2/3をかける必要があります。

6670円×2/3=4446.666…
となります。
ここでも円未満に端数が出てしまいますので今度は円未満を四捨五入することになります。

4446.666…→4,447円

これが傷病手当金の支給日額になります。この金額に支給される日数をかけて傷病手当金の支給金額を計算します。

[s_ad]

傷病手当金の具体的な計算方法

【例1】標準報酬月額が20万円の人が傷病手当金を30日間もらう場合

先ほど計算した傷病手当金支給日額に30をかけます。
4447円×30日=133,410円
傷病手当金の支給額は133,410円になります。

【例2】標準報酬月額が20万円の人が会社から月額15万円の休業補償を受けている場合

会社から給料や手当が支給されている場合にはその月額の手当を日額に直して傷病手当金支給日額と比較します。比較した結果、傷病手当金支給日額の方が会社からもらっている給料や手当の日額よりも高い場合には傷病手当金は差額支給され、逆に傷病手当金支給日額の方が会社からもらっている給料や手当よりも少ない場合には傷病手当金は支給されません。
会社からもらっている給料の日額を計算します。

150,000円÷30=5,000円

ここで割る「30」も固定です。31日の月であっても28日の月であっても常に1か月を30とみなして割ります。
この給料の日額と傷病手当金支給日額を比較します。

4,447円(傷病手当金支給日額)<5,000円(給料日額)

傷病手当金支給日額の方が少ないため、この場合には傷病手当金は不支給になります。

【例3】標準報酬月額が20万円の人が会社から月額3万円の休業補償を受けている場合

【例2】と同様に傷病手当金支給日額と給料日額を比較します。

給料日額
30,000円÷30=1,000円
4,447円(傷病手当金支給日額)>1,000円(給料日額)

この場合には傷病手当金支給日額の方が高くなりますので、傷病手当金は差額の支給になります。

4,447円-1,000円=3,447円
もし30日間の支給を受けられるのであれば
3,447円×30日=103,410円

これが傷病手当金の支給額になります。

標準報酬月額を知るには?

傷病手当金の金額を正確に計算するには標準報酬月額を知らなければなりません。標準報酬月額は変更がある都度、事業主に通知されることになっています。もし標準報酬月額を確認したい場合には会社の事務担当者に聞いてみましょう。
[adsense]