傷病手当金の計算方法

【平成28年4月改正】平成28年3月31日以前から傷病手当金の支給を受けている場合の計算方法

平成28年4月1日から傷病手当金の計算方法が変わりました。
それ以前であれば、傷病手当金の支給を受ける月の標準報酬月額を元に計算すれば支給額を算定できたのですが、平成28年4月以降は支給開始月以前12か月間の平均額から計算する方法に変わったのです。
これにより多くの傷病手当金受給者の傷病手当金の支給額が変わるものと思われます。

《参考》
【平成28年4月から】傷病手当金の計算方法が変わりました!

今回の傷病手当金の支給額の計算方法の変更は、平成28年4月以降に傷病手当金の支給を受ける方だけでなく、平成28年3月以前から傷病手当金の支給を受けていた方についても計算方法が変わります。
したがって今まで通り傷病手当金の申請書を提出し、支給を受けた場合であっても支給額が変わることがあるのです。

このページでは、平成28年3月以前から傷病手当金の支給を受けている方の、平成28年4月以降の傷病手当金支給額の計算方法について確認していきます。


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平成28年4月以降の傷病手当金の計算方法

前ページでも解説しましたが、傷病手当金は次のような計算方法に変更されました。

傷病手当金 計算方法 平成28年4月

傷病手当金の支給額の計算方法はこのように変わりました

《参考》
【平成28年4月から】傷病手当金の計算方法が変わりました!

これにより傷病手当金は従来の傷病手当金の期間の標準報酬月額を元に計算する方法から、支給開始日以前12か月間の平均を元に計算する方法に変わりました。
そして平成28年3月以前から傷病手当金の支給を受けていた方についても同様に平成28年4月以降、計算方法が変わりました。
次の項目で平成28年3月以前から傷病手当金の支給を受けていた場合の、計算方法を解説します。

平成28年3月以前から傷病手当金の支給を受けていた場合の計算方法

平成28年3月以前から傷病手当金の支給を受けていた場合についても、基本的には平成28年4月以降にもらい始める方と同様に考えます。
つまり平成28年3月以前の実際にこの傷病手当金の支給を始めた日が「支給開始日」となり、その支給開始日の属する月以前の標準報酬月額の平均額を使用して計算することになるのです。

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具体的な計算方法

ここで具体的な例を挙げて説明していきます。
支給開始日以前の期間を遡って計算することと、平成28年4月以降については計算結果を反映した傷病手当金支給日額に変わることに注意してみてみてください。

具体例

傷病手当金の支給開始日:平成28年2月1日
標準報酬月額:平成27年8月以前は26万円、平成27年9月以降は30万円
支給期間:平成28年3月16日~平成28年4月15日(31日間)

平成28年3月以前から傷病手当金の支給を受けていた場合

まず平成28年3月31日までについては、従前どおりの計算方法になりますので、傷病手当金支給日額は6,667円になります。
《参考》
傷病手当金のもらえる期間を確認しよう

つづいて今回改正になった平成28年4月1日以降の期間の計算方法です。
支給開始日の属する月から12か月間の平均額を計算することになります。
平成27年3月~平成27年8月・・・・・・26万円×6か月
平成27年9月~平成28年2月・・・・・・30万円×6か月

{(26万円×6か月)+(30万円×6か月)}÷12か月÷30日=9,333.333・・・(1円の位を四捨五入)
=9,330円

9,330円×2/3=6,220円(小数点第1位を四捨五入)

支給期間は平成28年3月16日~平成28年4月15日の31日間ですから、
①3月16日~3月31日(16日間)・・・旧計算方法を使用
②4月1日~4月15日(15日間)・・・・新計算方法を使用
となります。

①6,667円×16日間=106,672円
②6,220円×15日間=93,300円

106,672円+93,300円=199,972円

傷病手当金の計算方法が変更されたことにより支給額が上がる場合も下がる場合もある

上では具体例を示して、傷病手当金の支給額の変更について説明してきました。
ただ傷病手当金を受給している皆さんにとって重要なのは傷病手当金の支給額が増えるのか減るのかということだと思います。
傷病手当金は病気療養中で会社から給料が支給されなくなった場合にもらう手当です。
したがって傷病手当金の受給額がそのまま生活費や医療費に当てられることになります。
傷病手当金の支給額が増える場合と減る場合では大きく違うことでしょう。

新しい計算方法になって支給額が増える場合と減る場合

・支給額が増える場合
支給開始日から遡って12か月間に標準報酬月額が下がっている場合に、傷病手当金の支給額が増えます。
・支給額が減る場合
逆に支給開始日から遡って12か月間に標準報酬月額が上がっている場合に、傷病手当金の支給額は減ることになります。

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